コラム
【職場でパワハラ・老害社員と言われないために】
「老害」という言葉耳にされたことは無いですか?
その漢字の字面からも感じ取れるように「老害」は、良い意味ではありません。
「老害」とは「老齢による弊害」のこと
企業などで、年齢や経験を盾に実権を握り続ける老人や、周囲の人の意見を聞かず迷惑をかけるシニア世代のことを指します。
しかし、シニア世代に限らず、40、50代であっても、部下に自分の意見を押し付けたり、過去の武勇伝を延々と聞かせるようなことがあれば、「老害」と言われる可能性もあります。
自分では「老害」だと思っていなくても、周囲が迷惑に思っているなら、影で「老害」扱いされていることもありうるということです。
では、「老害」とはどんな人なのでしょうか。
1、 自分が正しいと思っている
誰がなんと言おうと、自分の意見を曲げず人の話に耳を傾けようとしません。
そのような頑固な態度が、周囲からは扱いづらく、面倒な老人というイメージが植え付けられてしまうのです。自分の生き方や仕事のやり方にプライドを持っているため、そこを指摘されると部下に高圧的な態度をとったり、価値観を押し付けることもあり、周りに迷惑をかけます。
2、 話が長い、くどい
ちょっとした話を自分の過去の自慢話に変えて話をしたり、何か仕事に不備がある度に、「俺が昔の頃は〜だったぞ!」と言い、今の話と全く関係ない話をしたりします。本人はその話が長いとは思っていませんが、部下はとても迷惑しています。
3、時代が変わっているのに価値観が変わっていない
何かにつけて、「昔は~だった」といい、いつまでも「終身雇用」「年功序列」が当然だと思っていて転職する社員のことを理解しようとしません。
その他にも「昔は当たり前だったのだから、こんなの普通だ!」というように「過去は大丈夫だったから今も大丈夫」という気持ちを強く持っていて平気でパワハラ発言をします。
4,感情的でどんなことでもすぐ怒る
基本的に「自分の方が偉い」という思いが強いので、そもそも部下の意見を聞く耳を持っていません。
上司の意見に対して「それは〜じゃないですかね?」と意見すると激高し、
「俺の意見が間違っているっていうのか!」とものすごい勢いで反論してきます。
いかがだったでしょうか?
「老害」と思われないためにも、過去の実績や経験にとらわれず、部下の意見に耳を傾け、現状の自分でできることを考えることが大切な事ではないでしょうか。